2024年6月2日(日)に東京競馬場1,600メートル(芝)で
「第74回安田記念」
(GⅠ/芝1,600メートル)
が行われます。
3歳以上の馬による、上半期マイル王決定戦と位置づけられている一大レースです。
2022年・2023年は昨年限りで引退したソングラインが2連覇。
王者不在の中、どんなレースが展開されるのでしょうか。
本年もフルゲート18頭の出走が予定されています。
本記事では、「安田記念」の出走予定馬の紹介や予想オッズ、展開予想の分析などを行っていきます。
私が注目する3頭も紹介しますよ!
イベントもたくさん開催されるので、現地はとても盛り上がるはずです!
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第74回安田記念(GⅠ)の日程・競馬場・コース
2024年6月2日(日曜) 3回東京2日
発走時刻:15時40分
- 11レース
- ウィンファイブ5レース目
- 3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量
- コース:1,600メートル(芝・左)
- 本賞金(万円)
1着18,000 2着7,200 3着4,500 4着2,700 5着1,800 - 付加賞(万円)
1着378 2着108 3着54
安田記念とは?
1951年に、東京競馬場・芝1,600メートルを舞台とするハンデキャップレースとして創設されました。
当初は明治、大正、昭和にわたり競馬法の制定、馬券の発売、「日本ダービー」の創設、日本馬の改良など競馬の発展に尽力した安田伊左衛門翁の功績を称える形で「安田賞」というレース名で開催されていました。
1958年に安田翁逝去の後「安田記念」に改称されています。
1996年には開催時期を「日本ダービー」の翌週に固定され、出走条件も3歳以上と定められました。
それを機に、名実ともに上半期のナンバー1マイラー決定戦と位置づけられています。
東京優駿(日本ダービー):コースの特徴
東京・芝1,600メートル
スタート地点は向こう正面奥から。
スタート直後からは緩やかな下りになっているので、序盤はスピードに乗りやすい傾向にあります。
3コーナーまでの距離は約540メートルで、手前で坂を上り、その後は下りながらコーナーを進むコースです。
緩やかなカーブのためペースは落ちず、コーナーでも息が抜けません。
ゴール前の直線は525.9メートルで、前半は全長160メートル、高低差2メートルのタフな坂が待ち受けています。
上り切ってからゴールまでは約300メートルあり、ここで最後の瞬発力勝負になります。
平均的にペースは速く、最後の直線でもスピードが求められるコースです。
マイラーとしての総合力が試されるでしょう。
- 全体的に速いペースになりがちで、スピードとともにスタミナも重要となる
- 下りながらコーナーを回るので、息が抜けない
- 最後の坂を上った後は最後の瞬発力勝負になる
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【安田記念】出走予定登録馬一覧・予想オッズ
東京競馬場で開催される「安田記念」では、以下の18頭が出走を予定しています。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 厩舎 |
1 | 1 | カテドラル | 牡8 | 58.0kg | 斎藤新 | 池添学 (栗東) |
1 | 2 |
ガイアフォース
|
牡5 | 58.0kg | 長岡禎仁 | 杉山晴紀 (栗東) |
2 | 3 |
レッドモンレーヴ
|
牡3 | 58.0kg | 横山和生 | 蛯名正義 (美浦) |
2 | 4 | ジオグリフ | 牡5 | 58.0kg | 北村宏司 | 木村哲也 (美浦) |
3 | 5 |
ナミュール
|
牝5 | 56.0kg | 武豊 | 高野友和 (栗東) |
3 | 6 | ドーブネ | 牡5 | 58.0kg | 菱田裕二 | 武幸四郎 (栗東) |
4 | 7 |
(外)ロマンチックウォリアー
|
せん6 | 58.0kg | J.マクドナルド | C.シャム (本会外) |
4 | 8 | エアロロノア | せん7 | 58.0kg | 幸英明 | 笹田和秀 (栗東) |
5 | 9 |
パラレルヴィジョン
|
牡5 | 58.0kg | C.ルメール | 国枝栄 (美浦) |
5 | 10 |
ソウルラッシュ
|
牡6 | 58.0kg | J.モレイラ | 池江泰寿 (栗東) |
6 | 11 |
ウインカーネリアン
|
牡7 | 58.0kg | 三浦皇成 | 鹿戸雄一 (美浦) |
6 | 12 |
フィアスプライド
|
牝6 | 56.0kg | 坂井瑠星 | 国枝栄 (栗東) |
7 | 13 |
ステラヴェローチェ
|
牡6 | 58.0kg | 横山典弘 | 須貝尚介 (栗東) |
7 | 14 |
コレペティトール
|
牡4 | 58.0kg | 岩田康誠 | 中竹和也 (栗東) |
7 | 15 |
(外)ヴォイッジバブル
|
せん6 | 58.0kg | Z.パートン | P.イウ (本会外) |
8 | 16 |
エルトンバローズ
|
牡4 | 58.0kg | 西村淳也 | 杉山晴紀 (栗東) |
8 | 17 |
セリフォス
|
牡5 | 58.0kg | 川田将雅 | 中内田充正(栗東) |
8 | 18 |
ダノンスコーピオン
|
牡5 | 58.0kg | 戸崎圭太 | 福永祐一 (栗東) |
「安田記念」は外国馬の参戦が可能なレースとしても知られています。
今回の海外からの刺客は、ロマンチックウォリアー、ヴォイッジバブルの2頭。
日本馬との対戦にも注目です。
5月31日時点での予想オッズは、
- 5枠10番:ソウルラッシュ
- 4枠7番:ロマンチックウォリアー
- 8枠17番:セリフォス
といった馬が上位人気と目されています。
続いて、3枠5番のナミュールや、5枠9番のパラレルヴィジョンといった実力馬のオッズも上位に食い込んでいるようです。
続いては、過去のデータからレースを分析していきます!
安田記念:データ分析
連覇を果たしたソングラインは2年とも4番人気からのレース制覇でした。
2021年にレースを制したダノンキングリーも8番人気と、毎年GⅠならではの実力が拮抗した一戦が楽しめます。
1番人気も毎年のように馬券に絡んでいますがここ8年は勝てておらず、予想も難しいレースです。
今年はどんな展開になるのか、過去のレース結果からその傾向を分析していきます!
ここ6年で毎年馬券に絡んでいる馬は前走があのレース
過去2年本レースを連覇したソングラインをはじめ、2021年2着のグランアレグリアや2020年2着のアーモンドアイなど、前走が牝馬限定レース「ヴィクトリアマイル」だった馬が6年続けて馬券内という結果が出ています。
好走した馬はいずれも前走5着以内だったので、中2週しか空いていないものの良い勢いを持ってレースに臨めているのかもしれません。
その条件に今年該当する馬は1頭のみ。
果たしてどんなレースを見せてくれるのでしょうか。
前走の単勝人気もチェック
これまでの10年の結果を振り返ると、前走で4番人気以内だった馬が本レースでも順当に3着以内に入っています。
片や、前走が5番人気以降の馬は勝率0%・連対率3.3%・3着以内率4.9%と奮いません。
また、前走が海外レースだった馬も好走する確率は高い傾向にあります。
前走の人気と会場に注目してみると、意外な一頭を見つけられるかもしれません。
毎年のように馬券に絡む枠がある…?
本レースに関しては、距離ロスが少なく有利といわれる内枠の馬が勝てていないというデータが出ています。
その反面、好成績を出しているのは7枠の馬です。
ここ10年で4勝しており、3着以内に入った数は10回中8回ありました。
2020年から2022年までは3年連続で勝利を挙げており、このレースとは相性の良い絶好枠といえそうです。
熟練の馬券師が予想する買い目を毎週公開しているので、見ごたえたっぷりです。
登録は無料で行えるので、どんなサイトがあるのかぜひご覧ください♪
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うまこの推し馬特集
ここからは、本レースで私が特に注目する3頭を紹介します!
ナミュール
デビュー以来マイルを主戦場に戦い続け、2023年11月の「マイルチャンピオンS」でGⅠ初制覇。
日本トップマイラーの仲間入りを果たしました。
その後は海外でのレースに挑戦し、2戦とも3着以内と堂々たる結果を残しています。
しかし、日本復帰戦となった前走「ヴィクトリアマイル」ではまさかの8着に沈みその実力を十分に発揮できませんでした。
前走同様、鞍上に乗る武豊と2度目のGⅠ制覇を目指します。
🍀🏇安田記念🏇🍀
⭐️登録馬の紹介(*ˊ˘ˋ*)⭐️
♥️ナミュール♥️
前走のヴィクトリアMで0秒5差の8着💦
出遅れた点を考慮すれば仕方のない結果⭐️
体つきとしてはマイル戦がベストで気配としては悪くない印象♥️
中2週と間隔が詰まっている為1週前追い切りは行っていないが状態面に不安はなさそう💕 https://t.co/HZCs321oOt pic.twitter.com/7txmxCqVQ3— 凛ちゃんのズバッと競馬予想! (@rin_keiba0119) May 27, 2024
ロマンチックウォリアー
香港を代表する中距離馬が初来日します。
GⅠレース合計7勝を挙げており、現在まで4連勝中。
絶好調の状態で乗り込んできました。初めての会場にもかかわらず死角はないように見えますが、主戦場はあくまでも2,000メートル台でありマイル戦への対応がカギになるでしょう。
いずれにしても、マイル路線で日本を代表するエリートホースとどんなレース展開をするのか楽しみです。
ロマンチックウォリアー4戦全て
海外G1を4連勝したレース全てをダイジェストでお届けします
先行競馬で早め先頭に立ち粘り強く押し切る競馬が多い
海外勢といえど上位印は必須の1頭☝️#安田記念#ロマンチックウォリアー pic.twitter.com/o9j99bSB1g
— やみけいばくん (@666yamikeiba) May 28, 2024
ステラヴェローチェ
本レースと相性の良い7枠からスタートする一頭です。
前走「大阪杯」では1着べラジオオペラと0.1秒差の4着という良い走りを見せてくれました。
また、不良馬場に強い道悪巧者ともいわれており、雨が予想される週末の東京競馬場の馬場状態によっては有利に働くかもしれません。
先週の「日本ダービー」を最年長で制した横山典弘騎手の手綱さばきにも注目です。
⚫︎ステラヴェローチェ
道悪巧者のステラヴェローチェ。
枠順発表前時点での私の注目の穴馬ですよ。長期休養前はG1でも好走していた馬で、休養明けからは使う度にどんどん良くなってきている素質最上位馬。… pic.twitter.com/WyDLXt1hrN
— ごーるでんふりーざ 競馬の天才 (@watasigaFuRi_Za) May 30, 2024
ほかには、一番人気大本命のソウルラッシュや、川田将雅騎手とコンビを組んで初のGⅠ制覇を目指すセリフォスといった馬の活躍も見逃せません。
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