2024年3月10日(日)に阪神競馬場1400メートル(芝)で
「第58回報知杯フィリーズレビュー」
(GⅡ/芝1,400メートル)
が行われます。
出走できるのは、3歳牝馬のみ。3着以内に入った馬には、4月に行われる桜花賞への優先出走権が得られるトライアルレースです。
2022年に2着に入ったナムラクレアは、今では短距離界のエース格にまで成長しました!
今年はどんなスター候補が現れるのでしょうか?
そんな注目の一戦に、15頭の馬が名乗りを上げています。
本記事では、『報知杯フィリーズレビュー』の出走予定馬の紹介や過去のレース結果、それに伴った展開分析も行います。
私が注目したい3頭も紹介しますよ!
第58回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)の日程・競馬場・コース
2024年3月10日(日曜) 1回阪神6日
発走時刻:15時35分
- 11レース
- ウィンファイブ 4レース目
- 3歳 オープン (国際)牝(指定) 馬齢
- コース:1,400メートル(芝・右)
- 本賞金(万円)
1着5,200 2着2,100 3着1,300 4着780 5着520 - 付加賞(万円)
1着107.8 2着30.8 3着15.4
報知杯フィリーズレビューとは?
1967年3歳牝馬限定の重賞レースとして創設された阪神4歳牝馬特別(報知杯桜花賞トライアル)が前身です。
当時から阪神芝1400メートルで開催され、何度か名称変更があったのち、2001年に現在のレース名でもある報知杯フィリーズレビュー(桜花賞トライアル)となりました。
現在では桜花賞トライアルとして、3着以内馬に桜花賞の優先出走権が与えられています。
報知杯フィリーズレビュー:コースの特徴
阪神・芝1400メートル
2コーナー奥のポケットからスタート。
内回りコースを使用し、3コーナーと4コーナーを回ってゴールに向かいます。
3コーナーまではほぼ平坦なので、前半のペースは速くなりやすい傾向。
最初のコーナーまでは443メートルあり、ここで位置取りができれば枠順の影響は少なくてすみそうです。
コーナーの半径は大きく、3コーナーからは緩やかな下り勾配になるのも特徴。
ゴール前の直線は356.5メートルあり、下りが続くのでスピードに乗ったまま高低差1.8メートルのゴール直前の坂を迎えます。
スプリンターだけでなく、マイラーとしての持ち味も存分に発揮できる舞台でしょう。
- 最初のコーナーまでは長くほぼ平坦なので前半のペースは速くなりがち
- スタート直後の直線で位置取りできるため、枠順の有利不利は少なそう
- ゴール前の坂で力強く駆け抜けられるかに注目
【第58回報知杯フィリーズレビュー】出走予定登録馬一覧
阪神競馬場で開催される第58回報知杯フィリーズレビューでは、以下の15頭が出走登録を行っています。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 厩舎 |
1 | 1 | コラソンビート | 牝3 | 55.0kg | 横山 武史 | 加藤 士津八(美浦) |
2 | 2 |
ロゼフレア
|
牝3 | 55.0kg | 団野 大成 | 中村 直也(栗東) |
2 | 3 |
バウンシーステップ
|
牝3 | 55.0kg | 菱田 裕二 | 高橋 亮 (栗東) |
3 | 4 | (外)エトヴプレ | 牝3 | 55.0kg | 藤岡 佑介 | 藤岡 健一(栗東) |
3 | 5 | カルチャーデイ | 牝3 | 55.0kg | 酒井 学 | 四位 洋文(栗東) |
4 | 6 | シカゴスティング | 牝3 | 55.0kg | 鮫島 克駿 | 庄野 靖志(栗東) |
4 | 7 |
セシリエプラージュ
|
牝3 | 55.0kg | M.デムーロ | 中村 直也(栗東) |
5 | 8 | オアシスドール | 牝3 | 55.0kg | 松若 風馬 | 高柳 大輔(栗東) |
5 | 9 |
レディマリオン
|
牝3 | 55.0kg | B.ムルザバエフ | 長谷川 浩大(栗東) |
6 | 10 |
ドナベティ
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牝3 | 55.0kg | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人(栗東) |
6 | 11 | マーシーラン | 牝3 | 55.0kg | 和田 竜二 | 渡辺 薫彦(栗東) |
7 | 12 | (外)ジューンブレア | 牝3 | 55.0kg | 武 豊 | 武 英智 (栗東) |
7 | 13 |
ポエットリー
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牝3 | 55.0kg | 永島 まなみ | 平田 修 (栗東) |
8 | 14 |
キャンシーエンゼル
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牝3 | 55.0kg | 松山 弘平 | 鈴木 孝志(栗東) |
8 | 15 |
オメガウインク
|
牝3 | 55.0kg | 岩田 望来 | 大和田 成(美浦) |
ここからスターホースが生まれるかもしれませんよ!
続いては、過去のデータについても分析していきます!
報知杯フィリーズレビュー:データ分析
過去のデータを見ると、1番人気がそのままレースを制したのは10年のうち1回のみ。
2023年のシングザットソング、サブライムアンセムは2番人気、2021年のシゲルピンクルビーは8番人気からの優勝でした。
さらに、過去6年に絞ると1番人気が3着以内に入ったのは2022年のナムラクレアの2着しかありません。
毎年波乱が予想されるレースです!
過去データからレースの傾向を分析します。
前走のレース内容をチェック
直近でいい結果を出している馬がこれまでもレースを引っ張ってきました。
過去10年の3着以内馬のうち11頭が、前走にGⅠを走った馬です。
該当レースは阪神JFになるはずなので、その結果やレース内容を見ておくといいでしょう。
それ以外の19頭中18頭は、前走の着順が5着以内かつ4コーナー通過順が2番手以下という面白いデータもあります。
圧倒的な逃げ馬は活躍が難しいのかもしれませんね。
西日本の競馬場で結果を出した馬が中心?
過去8年の3着以内馬のうち24頭が、京都・阪神競馬場1200メートル超のレースにおいて着順が6着以内かつ4コーナー通過順位が3番低下の馬でした。
また、前走が中京・阪神・京都・小倉という西日本の競馬場だったという馬の活躍も目立っています。
西の競馬場での成績をチェックしてみるといいでしょう♪
差し、追い込み馬にチャンス?
内回り1400メートルということもあり、ハイペースでレースが進んでいく傾向にあります。
先行馬はその流れのまま走るので、息を入れづらく最終コーナーで後方馬の末脚にとらえられることもしばしば。
過去のレースを見ても、4コーナーを回って中団や後方だったという馬が最終的には好成績を収めることが多くありました。
差し馬、追い込み馬がどう駆け上がってくるのか注目したいです!
うまこの推し馬特集
ここからは、本レースで私が特に注目する3頭を紹介します!
コラソンビート
前走は阪神JFで3着。前々走は京王杯2歳Sをレコードタイムで優勝した世代を代表する一頭です。
経験と実績がとびぬけているため、9日(土)11:30時点でのオッズは2.0倍でダントツの1番人気。2番人気が10倍台ということを考えると、この馬がレースの中心になることは間違いないでしょう。
ただ、過去の結果を見ると1番人気や関東勢が苦戦しているというデータも上がっています。鞍上の横山武史騎手とともにそのデータを覆すことができるのかに注目ですね!
#フィリーズレビュー
【注目馬の評価】ここはコラソンビートの1強。
ファンタジーS組の中ならドナベティ。他2頭も決して悪くはないです。その他で注目はマーシーランとロゼフレア。
流石にもう少し人気すると思います。 pic.twitter.com/xcVtSmamOI— メロンパン。@うまプロ (@melonpan_umapro) March 4, 2024
バウンシーステップ
前走のつわぶき賞では最終コーナー7番手からするすると前方に進み、直線であっという間にトップに立つと、最後は流すようにゴール。風格漂うレースを展開してくれました。
その時の上り3ハロンタイムも33.7とメンバーの中でも優秀な数字を残しています。
阪神競馬場芝1400メートルは、3走前に走り見事1着に輝きました。相性も抜群な本レースでの好走が期待されます。
関西は良馬場が保たれ、7枠より内であれば
フィリーズレビューの本命は
◉バウンシーステップ
です!
前走のつわぶき賞もですが、その前の2走も内容が良く、追い切りもポテンシャルを高く感じさせます!そして、母父ステイゴールドという血統もですが尻尾がブロンドで綺麗☺️
一目惚れしました! https://t.co/zfIvqNVWNy pic.twitter.com/EDO8f9eYrf— 本好き@新馬教授(昇格)千直先生🐎3FRLabo所属【ハゲンジャーズ】 (@sinba_sinba_bye) March 7, 2024
ドナベティ
この馬の注目ポイントは、爆発的な末脚です。
重賞初挑戦だったファンタジーSでは、4コーナーまで中断に位置しながらも、メンバー中2位の上がり3ハロン33秒9をマーク。
前走の阪神JFでは、最終コーナー16位から同タイム34.0とこちらもメンバーで上位の数字をたたき出しています。
その末脚は、世代でもトップクラス。最後の直線でのまくりに期待しましょう!
フィリーズレビュー(G2)
◎ドナベティ
前走の忘れ物を取り返しに行く。
函館での新馬戦はBコース替わりで時計が速かったけど、君が出した後半4F45.8、ラスト1F11.4。とんでもない数字。
あの日から確信してる。突き抜けろ pic.twitter.com/14u99J3gi6
— kana🐴回収率130%越え (@kana19960324) March 5, 2024